火災保険の解約返戻金はいくらもらえる?3年目で28万円戻った実際の計算法

転勤で持ち家を手放すことになって、10年一括で支払った火災保険35万円。「3年しか使ってないのに、どれくらい戻ってくるんだろう?」って不安でした。実際に解約してみると28万円が戻ってきて、想像以上だったんです。

この記事でわかること

  • 解約返戻金は「残り契約期間÷全契約期間×払込保険料」で計算できる
  • 一括払いなら約80%、分割払いなら約70%が相場
  • 解約タイミングによっては継続や中途更改の方が得になる場合がある
  • 実際の手続きは書類提出から返金まで約2週間

まず確認!あなたの返戻金はこの計算で分かります

返戻率の基本ルール

火災保険の解約返戻金って、思ったより単純な仕組みなんです。基本的には「残り契約期間分の保険料を返す」という考え方。

私が実際に契約していた東京海上日動の場合、計算式はこんな感じでした:

返戻金 = 払込保険料 × 返戻率表の係数

知っておこう 返戻率は保険会社によって微妙に違います。同じ期間でも5,000円~1万円程度の差が出ることがあります。

保険会社別の計算式

大手5社で実際の返戻率を調べてみました。契約期間10年、3年目での解約を想定した場合です:

保険会社一括払い返戻率分割払い返戻率35万円契約の返戻金
東京海上日動82%75%287,000円
損保ジャパン81%73%283,500円
三井住友海上80%72%280,000円
あいおいニッセイ79%71%276,500円
AIG損保83%76%290,500円

一括払いと分割払いの違い

なぜ一括払いの方が返戻率が高いのか?これは保険会社側の事務手数料の考え方によるんです。

一括払いの場合、保険会社が「預かった保険料」を運用しているので、解約時の返戻率が高く設定されています。分割払いだと手数料分が差し引かれるイメージですね。

実際の差額は35万円の契約で約2万円。これを知らずに分割払いを選んでしまうと、解約時に損をしてしまいます。

実際の返戻金額を大手5社で比較してみました

東京海上日動の場合

私が実際に契約していたのがここです。契約内容は以下の通り:

  • 保険金額:1,500万円(建物)
  • 保険期間:10年
  • 保険料:354,000円(一括払い)
  • 解約時期:3年2ヶ月経過

実際の返戻金は287,640円でした。計算上は287,000円だったので、ほぼピッタリ。月割り計算もしっかりしてくれるんですね。

損保ジャパンの場合

友人が同じタイミングで解約した損保ジャパンの例です:

  • 保険金額:1,200万円(建物)
  • 保険期間:10年
  • 保険料:312,000円(一括払い)
  • 解約時期:3年目

返戻金は252,720円。返戻率81%でした。東京海上日動より若干低めですが、元の保険料が安かったのでトータルでは満足だったそうです。

三井住友海上の場合

もう一人の友人の例。こちらは分割払いでした:

  • 保険金額:1,800万円(建物)
  • 保険期間:10年
  • 保険料:年払い42,000円
  • 解約時期:4年目

既払い保険料168,000円に対して、返戻金は86,400円。分割払いなので返戻率は約51%と低くなっています。

注意 分割払いの場合、経過年数が長くなるほど返戻率が下がります。4年を過ぎると返戻金がかなり少なくなってしまいます。

解約のタイミングで損する人・得する人の分かれ目

解約すべき3つのケース

1. 転勤・転居で物件を手放す場合
これは迷わず解約でOK。私のケースがまさにこれでした。新しい住所での加入を検討しましょう。

2. 住宅ローン完済後の見直し
ローン完済で団信がなくなった場合、火災保険の保険金額を下げられる可能性があります。一旦解約して新規契約の方が安くなることが多いです。

3. 大幅な値上げが予告された場合
2024年の火災保険値上げラッシュで、更新時に保険料が1.5倍になるケースも。早期解約して他社に乗り換えた方が得な場合があります。

継続した方がいい2つのパターン

1. 契約から5年以上経過している場合
分割払いで5年を過ぎると、返戻率がかなり下がります。この段階なら満期まで継続した方が無難です。

2. 築年数が古い物件の場合
築20年を過ぎた物件だと、新規契約時の保険料が高くなっている可能性があります。現在の契約を続けた方が得かもしれません。

中途更改という裏ワザ

実は解約以外にも「中途更改」という方法があります。これは契約期間の途中で保険内容を変更する手続き。

例えば:

  • 保険金額を下げて保険料を安くする
  • 補償内容を見直して必要な部分だけ残す
  • 免責金額を設定してコストを下げる

私の場合、転勤前に中途更改も検討しましたが、解約返戻金の方が魅力的だったので解約を選択しました。

解約手続きで見落としがちな3つの落とし穴

保険料控除への影響

火災保険料も所得税の保険料控除の対象です(地震保険料部分のみ)。年の途中で解約すると、その年の控除額が減ってしまいます。

私の場合、地震保険料年額15,000円だったので、所得税・住民税合わせて約2,400円の控除を失いました。微々たる金額ですが、計算に入れておいた方がいいですね。

住宅ローン団信との関係

住宅ローンを組んでいる場合、火災保険への加入が義務付けられています。解約前に銀行に連絡して、新しい保険の準備ができてから解約手続きを進めましょう。

注意 保険の空白期間を作ると、万が一の際にローン契約違反になってしまいます。必ず新しい保険を契約してから解約してください。

解約日の選び方

解約日によって返戻金が変わることがあります。月割り計算の場合、月初に解約する方が得になることが多いんです。

私は3月15日に解約申請しましたが、「3月末日解約」として処理してもらえました。半月分余計に払った感じになりましたが、返戻金の計算上はそれほど変わりませんでした。

今すぐできる解約手続きの完全ガイド

必要書類の準備

解約手続き必要書類

  • 保険証券(原本)
  • 解約届出書(保険会社から取り寄せ)
  • 印鑑(契約者の実印)
  • 振込先口座の通帳コピー
  • 本人確認書類(運転免許証など)

書類の準備で一番時間がかかるのが解約届出書の取り寄せ。保険会社に電話すると2~3日で郵送してくれます。

解約申請の手順

ステップ1: 保険会社に電話連絡
まずは契約している保険会社のカスタマーセンターに電話。「火災保険を解約したい」と伝えると、手続きの流れを説明してくれます。

ステップ2: 解約届出書の記入・返送
届いた書類に必要事項を記入して返送。この際、解約希望日も記入します。私は希望日の1週間前に書類を送りました。

ステップ3: 解約承認通知の受領
書類受理後、1週間程度で解約承認通知が届きます。ここに正確な返戻金額が記載されています。

返戻金受取までの流れ

解約承認通知から約1週間で指定口座に振り込まれます。私の場合は以下のスケジュールでした:

  • 3月8日:解約書類を郵送
  • 3月15日:解約承認通知を受領
  • 3月22日:返戻金287,640円が振込

トータル2週間で手続き完了。思ったよりスムーズでした。

知っておこう 返戻金の振込手数料は保険会社負担が一般的。手数料を差し引かれることはありません。

火災保険の解約返戻金について、実際の経験をもとにまとめてみました。思っていたより多くの金額が戻ってきて正直驚きましたが、早めに手続きを進めて良かったです。

解約を検討している方は、まず現在の契約内容を確認して、返戻金がいくらになるか計算してみてください。想像以上の金額が戻ってくるかもしれません。

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